司祭のよこがお

加藤 智 神父

加藤 智(さとる)神父

カトリック春日部教会協力(担当)司祭

1954年愛知県生まれ。英国オクスフォード大学でギリシャ哲学・カトリック神学を学び、並行して同大学で司祭養成を受け、英国国教会で司祭叙階。長く英国で司牧した後、2011年母の看取りのため帰国し、当時のローマ教皇ベネディクト16世の許可を得て、カトリック教会で司祭叙階。叙階後、カトリックさいたま教区前橋、伊勢崎、川越、上福岡各小教区を経て、2023年4月より、春日部教会を担当し現在に至る。


前司祭、助祭のよこがお

鈴木 國弘神父のよこがお
20202年4月より着任
さいたま教区司祭、1974年11月23日に大宮教会で叙階。
零名ミカエルにあやかって、通称「三蛙」で通し川越、浦和、大宮、古河と担当する。
1987―96年につづき、2020年4月、24年ぶりに当教会主任司祭、他に加須教会主任司祭、大宮みどり幼稚園園長、前の当教会赴任時に自ら開設された杉戸町の福祉施設「社会福祉法人じりつ セウイ 理事」を受け持ちマルチな活動をされています。

藤田薫神父のよこがお
1997(H09)年4月より9月まで半年間 神学生として毎週末当教会に手伝いに来る。
2001(H13)年3月20日 浦和教会にて谷司教より司祭叙階
川越、川口、飯能、所沢、宮寺各教会の担当司祭を経て
2016年4月春日部教会に着任。

國本俊一神父のよこがお
「智も手も」313号(2013年5月号)の記事より
 4月28日歓迎会のときに質問に答えていろいろお話しくださった。
 南ベトナムの難民として、小学校3年のときに日本に来る。
 「相当危険な目に3回あう。助かったときには神に感謝した」。詳しくは語りませんでしたが、生死の境目を何度も体験したご様子でした。
 神父を志した動機を聞かれて、「大学のときに参加した黙想会で、『あなたは私に従いなさい』という聖句が心に入ってきて、司祭職を決意した」。
 日本に帰化する手続きには、書類の作成のために相当な時間や労力と財産を使わなければならずに大変だったご様子です。
 名前は、無国籍者だったときに「くにがある」という漢字に惹かれて、「國」を使い、あとはベトナム語の「グエン」(阮)を意味から「本」に、「トアン」をそのまま「俊」に直したとのこと。
 筆舌に尽くせないほどの困難にあったのでしょうが、神に感謝して日々を過ごしていらっしゃる様子が伝わってきました。
 養護施設のセウイホームも担当されていて、お忙しい日々を送っておられます。
 声が大きく元気な神父さんです。宮田神父のお若い頃が思い出されます。(T,C)

ヴィッラ マルコ神父のよこがお
2011年5月よりラファエル神父に代わって、当教会の協力司祭となったヴィッラ・マルコ(Villa,Marco)神父は北イタリアのコモ湖の東岸にあるアルラーテ(Arlate)村の出身。若くして神父を海外宣教の志を抱き、1993年6月に司祭叙階。ナポリ教区で6年間司牧の修練を積んだ後にミラノ宣教会に入る。2000年に来日し、日本語を修めた後に福岡教区の佐賀教会、唐津・呼子教会の主任司祭を務める。2009年5月にさいたま教区に転じ、上福岡教会、足利・佐野教会の協力司祭を歴任。
北イタリア・アルプスのふもとで育ったためか「陽気なイタリア人」よりも「真面目な日本人」に近い性格かなとおっしゃっていました。傾聴ボランティアもしていて、面倒見のいい神父さんです。

坂上 彰助祭のよこがお
埼玉県 カトリック所沢教会出身。
大学卒業後20年間一般会社に勤務
2007年日本カトリック神学院(東京・練馬区)に入学。
2012年3月助祭叙階。
5月2日の聖週間から、毎週末、神学院から春日部まで来て、マルコ神父と共にミサをささげ、司牧して下さいます。
2013年3月1日 前橋教会に移動
2013年3月20日 谷司教より司祭に叙階され、前橋教会に赴任。

佐藤智宏助祭のよこがお
栃木県 カトリック小山教会出身
2006年 日本カトリック神学院(旧東京カトリック神学院)入学
2011年3月21日 太田教会にて谷司教より助祭叙階
叙階後、茨城県と福島県の震災の被災地の教会を訪問。ボランティア活動をしながら、サポートセンターを立ち上げる役割をしていた。
2011年5月よりマルコ神父と共にミサを捧げ、教会を手伝ってくださいます。
2012年3月20日 谷司教より司祭に叙階され、浦和教会に赴任。

司祭サンズ ラファエル神父のよこがお
1940年、聖テレジアの出生地アビラで生まれる(首都マドリッドの西80Km) 
1950年、ドミニコ会小神学校(バリャドリッド)に入学 
1955年、修道院(オカニャ)で修道服着衣 
1964年、サンタクルス・ラ・レアル修道院(グラナダ)で司祭叙階 
1970年、初来日。ドミニコ会ロザリオ管区(本部松山)に属し、松山、宇和島、八幡浜等で司牧 
1999年6月、渋川教会、沼田、中之条、草津の各地区で司牧 
2000年4月、春日部教会の主任司祭 
2002年4月、春日部教会並びに古河教会の主任司祭 
2003年4月、古河教会の兼任終わり、春日部教会の主任司祭 
2004年4月、大宮のみどり第二幼稚園、園長を兼任 
2010年3月、大宮のみどり第二幼稚園、園長を退任 
2011年5月、春日部教会より栃木教会に転任 
 ラファエル神父様が2000年4月に春日部教会に着任されて以来、私たちはミサのときもそれ以外のときにもたくさんの教えをいただいています。
 私たち共々お話しをしたり、ときには冗談もおっしゃったり笑ったりで、なかなか気さくな神父様です。ただ非常にお忙しいかたで、あちらこちら飛び回っていらっしゃいます。
 還暦をすぎて、ますますお元気な神父様です。
 以下はサンズ ラファエル神父様が春日部教会に着任された時、教会報に掲載された挨拶文です。

はじめまして
司祭 サンズ ラファエル
 私が浦和教区にきて6月1日で一年になります。春日部に行くと決まったとき、全然知らないところとは感じませんでした。それは本当に皆さんの住んでいるところですし、同じ信仰を持っている皆さんが居るので、何の心配もなく嬉しく思いました。皆さんは私に深い愛情を持って接して下さいました。 
 私は特別な計画は決めていません。ただ自分の全てを、心をこめて皆さんに捧げたいと思っています。でも私は弱さも多く欠点を持っています。パウロは「弱さにおいてキリストの力が私の内に宿るように、おおいに喜んで自分の弱さを誇りましょう」(コリント2:12)と述べておられます。 
 私は、皆さんと共に道のないところに道を作りながら歩んで行きたいと思います。私たちの持っている素晴らしさは神様からのものです。神様は私たちの中に一つの種を蒔かれました。私たちが自由意志でその種を育て、豊かな事を実らせるのを望んでいます。人々は木陰で憩い、その実の素晴らしさを見て神を賛美するでしょう。嬉しいことや苦しいことを、皆さんと分かち合いたいと思っています。喜びは増し、悲しみは小さくなります。 皆さんと一つのイエスの大きなテーブルを囲み、この世で神の国を始めましょう。誰も味わったことのない天の国の栄光を味わいたいと思います。 
 イエスがなくなる前に弟子達に自分の母のことを「あなたの母である」という言葉を残しました。この言葉は今も生きています。マリア様に深い信頼を持って、お祈りを捧げましょう。